この記事では、アマゾンの出品制限にまつわる経験談と、解除をした方法、上手な向き合い方について書いています。
アマゾンは、出品アカウントを登録すれば、個人でも販売ができます。
ですが、販売者によっては販売できない商品(ジャンル・メーカー)があります。
アカウントごとに、出品制限がかけられているんです。
メーカーごとにかけられているもの、商品カテゴリごとにかけられているものがあります。
- メーカーごと・・・アップル・パナソニック・ソニー・キャノンなど
- 商品カテゴリ(サブカテゴリ)ごと・・・食品/飲料、CD/DVD/レコード、学習玩具・おもちゃの積み木など
アップル製品のように、許可の申請すらできない(販売できない)ケースと、
必要な書類を提出して申請することで、販売できるようになるケースがあります。
とりわけ、新規のアカウントには制限が多い傾向があるので、
「制限が多くて、利益商品が販売できない!」
「新規の参入は難しいんじゃないか。」
と思ってしまうかもしれません。
でもそこで「新規参入ムリ〜っ」と悲観的になることはありません。
確かに制限は多いですが、販売できる商品はそれ以上にたくさんあります。

アマゾン、なんでも売ってるもんね〜
制限が多いから、利益が出せないなんてこともありません。
私の4年間の販売の経験から、Amazonの出品制限についてお話しさせていただきますね。
- Amazon販売に興味がある、または販売初心者さん
- Amazonは出品制限が厳しくて稼げないんじゃ?
- 出品制限は解除した方がいいの?
<注意>
目次
Amazonの出品制限には基準がない(発表されていない)

どの商品が販売できるかどうか、アカウントごとに規制されている範囲が異なります。
販売実績を積み上げていけば、制限は少なくなっていきます。
ただ、新規にアカウント登録してから何ヶ月すれば制限がなくなるかとか、
累積販売額がいくらになればいいのかなどの、基準がない(発表されていない)のが、ちょっとやっかいなところです。

テクニカルサポート(出品者用のサポート)に質問しても、モヤッとした答えしか返ってこんのよね
さらに、時期によって規制が厳しくなったり緩くなったり、アマゾンの裁量次第なところがあります。
例えば、私が新規アカウントを作った時は、食品は販売できていましたが、後に新規出品者は出品できなくなっています。
(書類提出で販売は可能)
また、新規アカウント当初から販売できていたメーカーなのに、突然販売できなくなったり、
反対に、とくに何もしていないのに、いつの間にか販売できるようになっていた、といったようなこともありました。
中古品は制限が少なめ・・
「新品は販売できないけど、中古品なら販売できる」といったケースもありました。
同時に、
「新品も中古品もどちらも販売できない」というのもありました。
でも、
「新品は販売できるけど、中古品は販売できない」というのは見たことがありません。
このあたりの基準も分かりません。(発表されていません)
ただ、今までの体感ですが、新品より中古品の方が規制がゆるいと感じます。
先にも書いたように、アマゾンの裁量次第なところがあり、時期によって規制の範囲が変わったりするので、数字で証明したり、画像で説明したりができません。
すみません。
今まで自分が何度も制限がかかっているか調べたり、Amazon販売している知り合いの方に聞いた話や、物販グループの情報などからの体感です。
Amazon出品制限確認方法 仕入れ前に必ず確認!

どの商品が販売できないのかは、アカウントごとに違うということを書きました。
また、新規セラーは制限が多めの傾向ありということも書きました。
さらに、今まで出品できていた商品に、急に規制がかかることもあったと書きました。
ですので、
アカウントを作って間もないときはとくに、商品を仕入れる前に、販売できるか確認してください。
確認のやり方はカンタンです。
パソコンからセラーセントラル(出品者用の管理画面)を開いて確認する方法と、
スマホからセラーアプリで確認する方法があります。
【PC】セラーセントラルから出品制限の確認方法
セラーセントラルメニュー(3本線)から、

「カタログ」→「商品登録」

検索窓にASINを入力します。

ASINは、アマゾン商品ページの「登録情報」に記載されています。
JANでも検索できます。
商品が表示されます。

右側の「コンディションを選択」から、新品か中古か選びます。

「この商品を出品する」のボタンが表示されていたら、制限はかかっていません。

ボタンをクリックすると、情報を入力する画面が出ます。

一方、下画像のように「出品許可を申請」と表示されたら、制限がかかっています。

クリックすると、出品申請の画面になります。
必要な書類は、ブランドやカテゴリで違います。
くわしくは、後の章「Amazon出品制限解除の方法について」に載せますね。
販売できないブランド(Appleなど)や、カテゴリの場合は、「利用できません」の表示が出ます。

【スマホ】アマゾンセラーアプリから出品制限の確認方法
セラーアプリから、確認するやり方です。

ホーム画面「商品登録」から

検索窓にASINを入力します。
確認したい商品が手元にあるなら、カメラマークからバーコードを読み取っても検索できます。
(イメージ検索もできるけど精度は???)

検索結果に「出品するマーク」が出ていたら出品できます。

「出品するマーク」をクリックすると、「新品のコンディションで出品できます」と表示されています。

「新品のコンディションで出品できます」をクリックすると、コンディションごとの詳しい制限が見れます。
New-new・・・・・・新品
Used-like_new・・・中古:ほぼ新品
Used-very_good・・中古:非常によい
Used-acceptable・・中古:可
Used-good・・・中古:良い

「出品マーク」をクリックすると情報を入力する画面になります。

一方、制限がかかっているものは、「Requestマーク」が出ます。

「Requestマーク」をクリックすると、中古販売はできるけど、新品販売には許可が必要と記載があります。

「出品許可を申請する」をクリックすると、必要な書類の内容が書いてあります。

他方、そもそも申請もできないバージョンは、「!制限マーク」が出ます。
「出品するマーク」も「Requestマーク」もない。

「!出品許可が必要」と出てます。

「!出品禁止」とあり、新品・中古品すべてのコンディションで販売できません。


こんな感じで、パソコンからでもスマホからでも確認できるので、仕入れをする前に必ずチェック!
Amazon出品制限解除の方法について

出品制限がかかっている場合、販売するには必要な書類を用意する必要があります。
ブランドやカテゴリごとに提出する書類の条件が多少違います。
●一番多いケース

○商品の購入に対してメーカーまたは卸業者の発行した請求書1通以上
○商品の販売を許可するブランド〇〇からの書類1通
●加えて、書類の要件が記載されているケース

□2022/7/16以降(180日以内)
□出品用アカウントの情報と一致する名前と住所を入力すること
□メーカーまたは販売業者の名前と住所が含まれていること
□合計10点以上の購入を表示
□価格情報は省略可
□申請時の書類に記載された商品の取引業者に連絡して、提出された書類を検証する場合があります。
個人の出品者が現実的に手に入れやすいのは、「卸業者が発行した請求書」かと思います。
数年前は、家電量販店のネットショップの請求書でもできたのですが、現在は不可になっているようです。

私も数年前に、ビッグカメラ.comから、単価の安い商品を10数点購入して発行してもらい、申請しましたよ。
卸業者の請求書をもらう・・・
ハードルが低いのはネット卸業者ですよね。
有名どころでは、
- NETSEA(ネッシー)(総合卸サイト)
- カワダオンライン(おもちゃ・ゲーム系など)
どちらも今確認したら、購入後にサイト上で発行ができるようです。
NETSEAは、いろんな業者さんが集まっている卸の総合サイトなので、申請用に仕入れるときは、事業規模が大きめのところを選ぶとよいようです。
アマゾンに請求書を提出すると、担当者が、発行の業者さんに電話確認などする場合もあるので、
「この業者さんと取引しているなら大丈夫ですね」
と思ってもらうためですね。
会社概要ページから、資本金の額とか、創業何年とか、従業員数とかを見て選んでください。
購入した商品は、無事に許可されれば、アマゾンで売ればOK。
利益は出ないかもしれませんが、仕入れ資金は大方回収できると思います。
できなかった場合は、ヤフオクやメルカリなどで売って、少しでも仕入れ資金を回収するべしですね。
自分で使ってもいいですけどね^^
条件を満たした請求書を出せば、販売できるようになるはずですが、100%確実と言えないところが心苦しいところです。

アマゾンの裁量次第やもんね・・・
アマゾン販売している知り合いから聞いた話ですが、
「出品制限の解除をサポートします」というサービスを提供している業者さんがあるらしいです。
中には、請求書を偽造する業者もいるそうなんです。
もし、記載の業者さんに連絡されたら・・・
偽造だとバレたら・・・
アカウント停止にもなりかねませんし、そもそも法律違反?になるんじゃないでしょうか。

気をつけて!
そんなのに引っかからんようにね〜〜
Amazon販売歴4年の出品制限の状態

私は、現在制限がかかっているメーカーなどは少ないので、運営上困っていることはないです。

でも、アカウント登録してから4年の間には、「出品申請」ボタンを何度も押しましたよ〜
セラーセントラル(販売者用の管理画面)から 履歴 を見てみました。
「出品許可を申請」ボタンを押したメーカーやカテゴリが見れます。

上から4つ「下書き」となっているのは、「必要書類を提出してください」と出たけど、提出していないブランドです。
ズラズラ〜っと


全部で12ページ分の履歴がありました。

いつの間にかそんなに申請ボタン押してたのね〜〜
実は、これら「許可済み」となっているのは、ほとんどが ”ワンクリックで解除” できたものなんです。
「出品許可を申請」ボタンをクリックすると、
すぐに承認されるんです。

販売実績があるので、書類提出しなくても承認されるようです。
私が書類を提出したのは、
- キャノンカメラ
- ソニー(SONY)
- パナソニック(Panasonic)

です。(ビッグカメラの請求書提出のやつです)
書類を提出したけど許可が降りなかったのは、サブカテゴリー「充電器」です。

充電器は、危険物とかの兼ね合いもあるので難しいのかも?
現在は、自分が仕入れ出品するにあたって、困ることはありません。
仕入れの前に、制限のチェックも特にしていません。
【経験談】ある時ワンクリックの解除がサクサクできた

これまで、何度かあったんですが、
あるブランドがワンクリックでできたときに、他のブランドやカテゴリも芋づる式にできたときがありました。
アマゾンが規制を緩くしているのか、たまたまなのかわかりませんが、そんな時があるんです^^;
Amazon販売している知り合いから「今チャンスだよ〜」って教えてもらったときには、クリックしまくってみました。

「せっかくだからできるだけやっとこ〜」みたいな感じで、出品することもないブランドもしまくりました。

アパレルとか出さんのにね。
まとめ Amazon出品制限との向き合い方

今、新規でアカウント登録した場合、どの程度の制限がかけられているのか、情報がないのでわかりませんが、
始めに制限解除しないと、販売できない(利益取れない)かというと、そんなことないと思います。
最初から制限のかかっていないカテゴリやブランドは多くあるので、
「出品できる範囲で販売実績を積んでいったらいいんじゃない?」と思います。
もちろん、最初からガンガン売上・利益をあげたい人、有名メーカー品を販売したい人は、解除申請すべしと思いますが、
私くらいの規模で細々やるような人は、徐々に徐々に、でいいんじゃないでしょうか?
始めて数ヶ月は、出品のシステムやら仕入れやらに慣れるのに、わちゃわちゃしていますし、慣れた頃に気がつくと、販売実績によりワンクリックでできていく・・・
アマゾンの出品制限って、新規参入者にとって一つの壁ですけど、販売実績を積んで半年とか1年とか経てば、今度はそれがあることで、ライバルとなる新規出品者を減らしてくれるとも考えられます。
出品制限・ネットに出回る情報などに振り回されすぎずに、今できる中で、利益商品を見極める目や販売力を磨いていったらよいと思いますよ。

さいごまで読んでくれてありがと☆
誠実な運営でコツコツ続けていけば、そのうち解決するよ〜
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